「今通っている歯医者を変えたいけど、変えるタイミングがわからない…」
このように困ったことはないでしょうか。
そもそも歯医者を変えていいのか判断に迷う方も多いでしょう。
そこで今回は、歯医者を変えるタイミングについて解説します。
本記事は以下の人におすすめです。
- 今通っている歯医者が合わないため、歯医者を変えたいと思っている
- そもそも歯医者を変えていいのかわからない
- 歯医者を変える際の歯医者の選び方を知りたい
今回は歯医者を変えるメリットやデメリットを含めて解説します。
歯医者を変えるタイミングについてお悩みの方、これから歯医者の変更を検討している方は参考にしてみてください。
歯医者を変えるタイミングとして適切なのはいつ?
歯医者を変えるタイミングとして適切なのはいつでしょうか。
適切なタイミングとしては主に以下が挙げられます。
- 治療が痛くて耐えられない
- 治療費や治療方法に納得がいかない
- 治療の説明がわかりづらい
- 歯医者の態度が高圧的でストレスを感じる
- 予約がなかなか取れない
- 引っ越しをした時
「そもそも通っている歯医者を変えていいの?」
このように疑問を持つ方は多いですが、上記の状態になった場合は歯医者を変えるべきです。
歯医者の治療は複数回の通院が前提になる場合があります。
しかし、治療が痛くて耐えられなかったり、歯医者の治療方法に納得がいかなかったりすると、複数回の通院はとても辛いものになるでしょう。途中で治療を止めてしまう原因にもなります。
信頼できる歯医者のもと、適切な説明や応対を受けながら治療し続けることが、治療を早めるコツになります。歯医者に通う際は、自身が納得できる歯医者に通ってください。
歯医者を変えるメリットは?
歯医者を変えることでどんなメリットがあるでしょうか。
主に以下のようなメリットを得られる可能性があります。
- 歯医者に通いやすくなる
- 前の歯医者で見つからなかったむし歯や歯周病が見つかる
- 相性の良い歯医者に出会える
- ストレスが減る
治療の説明や応対の仕方が丁寧な場合、ストレスを感じることは少なくなるでしょう。
ストレスなく通えれば、治療が継続しやすくなり、完治しやすくなります。
より性能の良い機器を扱っている歯医者に変えることで、視点が変わり、今まで見つからなかった口内疾患が見つかるケースもあるでしょう。
歯医者を変えるデメリットは?
歯医者を変えることで得られるメリットがある一方で、デメリットもあります。
主なデメリットは以下の通りです。
- 余計にお金がかかる
- 検査の手間がかかる
- 治療期間が延びる
- ドクターショッピング(何度も転院を繰り返すこと)になる可能性がある
歯医者を変えることで、レントゲン検査などがもう一度必要になるケースがあります。
この場合、検査費用や初診料が余計にかかります。
検査を重ねることで、治療期間が延びる場合もあります。
また、歯医者を変えることで必ずしも相性の良い歯医者に出会えるとは限りません。
ドクターショッピング(何度も転院を繰り返すこと)になり、治療が長引くこともあるのです。
歯医者を変えるタイミングで注意すべきことは?
歯医者を変えるタイミングで注意すべきことを解説します。
歯医者を変えようと検討している方は参考にしてみてください。
【歯医者を変えるタイミングで注意すべきこと①】リサーチを徹底する
歯医者を変えるタイミングでは、リサーチを徹底しましょう。
歯医者のホームページを確認し、治療内容や治療方針、治療費用や院内の様子を確認してください。スタッフの顔写真があれば合わせて見ておくといいでしょう。
また口コミサイトや知り合いなどから評判を聞くのも必要です。口コミサイトは正しい情報が必ずしも記載されているわけではありませんが、歯医者を選ぶ上で1つの目安になります。
最もおすすめなのは、実際に通ったことのある方から直接話を聞いてみることです。
ホームページや口コミサイト、知り合いなどから情報を集め、信頼できそうな歯医者を選びましょう。
【歯医者を変えるタイミングで注意すべきこと②】自分の歯の状態を把握しておく
歯医者を変えた際は、歯医者に対し自分の歯の状態を伝えなければなりません。
痛みを感じるタイミングや痛みを感じる場所など、自身の口内状況を正確に把握しておきましょう。
また治療に関して気になることや疑問に思うことを事前に整理しておくことも必要です。
正確に情報を把握して歯医者に共有することで、歯医者とコミュニケーションが取りやすくなり、治療が進みやすくなるでしょう。
歯医者を変えるタイミングで知っておくべき良い歯医者の特徴は?
歯医者を変えるタイミングで知っておくべき良い歯医者の特徴を解説します。
歯医者を変える際に、参考にしてみてください。
【歯医者を変えるタイミングで知っておくべき良い歯医者の特徴①】歯科医師が優れている
良い歯医者には優れた歯科医師がいます。
誠実で根本治療を目指し、患者に寄り添える医師であること。これが優れた歯科医師の特徴です。
また歯科領域以外の領域(心筋梗塞や糖尿病など)にも精通している歯科医師は優れていると言えるでしょう。
【歯医者を変えるタイミングで知っておくべき良い歯医者の特徴②】衛生面が優れている
良い歯医者には、優れた衛生環境が備わっています。
患者が安心して治療を受けられるように、感染対策を徹底しているのです。
殺菌・滅菌設備を整えることで、患者さんとスタッフを感染から守れます。
【歯医者を変えるタイミングで知っておくべき良い歯医者の特徴③】施設環境が良い
良い歯医者は施設環境が優れています。
患者さんのための設備・体制が整っており、医療接遇を重んじたスタッフがいるのです。
患者さんへの説明のためにカラー写真を撮ったり、不安を抱えた患者さんに寄り添ったりする環境があると、過ごしやすくなります。
まとめ
今回は歯医者を変えるタイミングや、歯医者を変えるメリットやデメリット、良い歯医者の選び方について解説しました。
歯医者を変えるタイミングとしては以下が適切です。
- 治療が痛くて耐えられない
- 治療費や治療方法に納得がいかない
- 治療の説明がわかりづらい
- 歯医者の態度が高圧的でストレスを感じる
- 予約がなかなか取れない
- 引っ越しをした時
歯医者を変えることでストレスが減り、今まで見つからなかった口内疾患が見つかるケースもあるでしょう。
口内疾患が見つかり、ストレスが減らせれば通院しやすくなり、早期治療しやすくなるのです。
一方で歯医者を変えることで、費用が余計にかかる可能性があります。
またドクターショッピング(何度も転院を繰り返すこと)になり、治療期間が延びることもあるでしょう。
そのため歯医者を変えるタイミングでは、リサーチを徹底してください。
ホームページや口コミサイト、知り合いなどから歯医者の情報を収集することをおすすめします。徹底的にリサーチすることで良い歯医者を選べる可能性が上がるのです。
歯医者を変えることは決して悪いことではありません。
自身に合わない歯医者を変えることで、積極的に歯医者に通うようになれば、お口の健康に繋がります。
良い歯医者を選び、早期発見・早期治療に努めましょう。
記事執筆者
廣瀬哲人
株式会社ENロジカル代表
京都大学医学部医学研究科在学中に脳神経の形成機構の研究に従事。
在学中に起業し、事業売却を経験。
自身もwebのディレクターとして従事し、経営する会社ではいくつものwebメディアを運営している。
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記事監修者
歯科医師/岡本孝博
高知県の僻地出身
高校卒業後、アパレル業界へ。デザイナーを経験後、歯科医師になる。
2008年より、京都大学医学部附属病院に勤務。基幹病院病棟医長/外来医長、地域基幹病院歯科口腔外科の所属長、地域医療連携における部門部長、難治性外来非常勤医師を務める。また、研修指導医取得はじめ数々の認定医資格を取得
2018年に㈱スクリエを創業
共同記事監修者
管理栄養士/西岡愛梨
管理栄養士として大手医療法人の病院や介護老人保健施設に勤務しながら、大阪市立大学大学院へ進学。当時の研究テーマで日本病態栄養学会の若手研究特別賞を受賞した過去をもつ。現在は後期博士課程に在籍しながら、京都大学や地域中核病院での研究調査に携わっている。