歯並びが悪い人の原因は?放置するリスクや治療方法について解説します

歯並びが悪い人の原因はさまざまです。

遺伝的な要因や習慣などで歯並びが悪くなります。

今回は、歯並びが悪い人の原因について解説します。

歯並びが悪い人の原因を把握することで対処しやすくなり、予防にまでつなげられます。

本記事を読み、あらかじめ原因・治療方法を知ることで、悪い歯並びを改善してください。

記事監修者

高知県の僻地出身
高校卒業後、アパレル業界へ。デザイナーを経験後、歯科医師になる。
2008年より、京都大学医学部附属病院に勤務。基幹病院病棟医長/外来医長、地域基幹病院歯科口腔外科の所属長、地域医療連携における部門部長、難治性外来非常勤医師を務める。また、研修指導医取得はじめ数々の認定医資格を取得
2018年にスクリエを創業

歯並びが悪い人の原因とは?

歯並びが悪い人には、症状ごとにさまざまな原因があります。

本項では主な3つの症状の原因について解説します。

すきっ歯

すきっ歯の場合、その人自身が普段何気なく行う癖が原因で起こる場合があります。

すきっ歯は、主に以下の原因で起こり得ます。

  • 遺伝
  • 歯の形成異常
  • 乳歯列の異常
  • 舌を歯に当てる癖

また虫歯などが原因となり歯が欠けたりすると、噛み合わせのずれが生じ、すきっ歯になる可能性があります。もともとの歯の本数が少ない場合も同様です。

出っ歯・叢生(歯がガタガタに生えている)

出っ歯や叢生(歯がガタガタに生えている)の場合、顎が小さい・顎に対して歯が大きいなどの遺伝的な要因や、幼少期の口呼吸や指しゃぶり、舌を前に押し出す癖などが原因で起こり得ます。

一時的に指しゃぶりなどをしてもさほど影響はないと考えられています。しかし大きくなってもこの癖が治らない場合は、歯が前に押し出されるようになり、出っ歯や叢生になるリスクが高まるでしょう。

悪い歯並びを放置するとどうなる?

歯並びは放置するとさまざまな悪影響が起こり得ます。

たとえば日常生活を送る上で支障が出る場合があります。それぞれのリスクについて解説しますので、歯並びが悪い方は悪影響が出る前に治療してください。

【悪い歯並びを放置するリスク①】口内疾患のリスクが高まる

歯並びが悪い中でもガタガタの歯は、歯磨きしても上手く磨けず、磨き残しや汚れが残りやすくなります。

そのため、虫歯や歯周病などの原因になります。またこれらに伴って口臭が発生しやすくなるでしょう。

【悪い歯並びを放置するリスク②】咀嚼がしにくくなる

歯並びが悪いと、咀嚼(そしゃく:食物を細かくなるまでよくかむこと)がしにくくなります。これにより栄養の吸収が不十分になったり、胃腸に負担がかかり便秘や下痢などの問題が発生する可能性が高まります。

【悪い歯並びを放置するリスク③】発音がしにくくなる

たとえば、すきっ歯の場合、歯と歯の間に隙間が生じます。この隙間があると、空気が漏れてしまい、上手に発音できない場合があります。

また歯並びがガタガタになると、舌が上手に動かせず、発音に影響が出る場合もあります。

【悪い歯並びを放置するリスク④】顎関節症が起きやすくなる

歯並びが悪い状態で食事をすると、特定の歯だけで咀嚼してしまい、顎への負担が大きくなります。これが顎関節症の原因となり、顎の痛みや、口を開ける時のカクカク音などの症状を引き起こすことがあります。

また、顎周りに筋肉の緊張が生じることで、首や肩にまで緊張が伝わり、肩こりや頭痛の原因になるとも言われています。

悪い歯並びを治療する方法は?

悪い歯並びを治療するための主な治療方法を解説します。

それぞれに一長一短があるため、自身にあった治療方法を選択して治療に臨んでください。

【悪い歯並びを治療する方法①】ワイヤー矯正

ワイヤー矯正とは、ブラケット(小さなブロック)と金属のワイヤーを歯に装着し、適度な力で歯を動かすことで歯並びを矯正する方法のことです。マウスピース矯正では対応できない重度の歯並びの問題にも対応できることがあります。

一方で見た目が目立ちやすく、食事や歯磨きがしにくい点がデメリットと言えるでしょう。

【悪い歯並びを治療する方法②】マウスピース矯正

マウスピース矯正とは透明なマウスピースを歯に装着し、アタッチメントという歯と同じ色の突起をつけ、矯正力をコントロールし続けることで、少しずつ歯を動かして矯正する方法のことです。

装着時の痛みが比較的少なく、見た目が目立たない点が特徴です。また取り外しが可能なため、食事や歯磨きがしやすい点がメリットと言えるでしょう。

一方で、ワイヤー矯正とは異なった知識が必要な点がデメリットになります。

また、1日20時間以上のマウスピース装着が必要と言われていますが、自己管理不足によって装着時間が足りなくなり、矯正が進まない可能性があります。

h3 【悪い歯並びを治療する方法③】口腔機能療法

指しゃぶりや口呼吸、舌で前歯を押し出す癖など、歯並びを悪くする要因を無くす治療法です。

舌を適切な位置に置くトレーニングや舌や口の筋肉をトレーニングすることで、歯並びを悪くする要因を無くします。

歯を適切な位置に戻しやすくなり、矯正治療期間が短縮され、治療費用も抑えられるメリットも期待できるでしょう。一方で効果を得るには継続的に行う必要があり、習慣化するのが難しいというデメリットがあります。

まとめ

今回は、歯並びが悪い人の原因について解説しました。

歯並びが悪い人の原因は、その人自身が普段何気なく行う癖が原因で起こる場合があります。以下の癖がある場合、歯並びが悪くなる可能性があるため、注意してください。

  • 口呼吸
  • 指しゃぶりをする(幼少期)
  • 舌で前歯を押し出す

また、もともと歯の本数が少ない場合や顎が小さい場合など、先天的な理由で歯並びが悪くなる場合もあります。

悪い歯並びを放置すると、見た目にコンプレックスを感じるようになるだけでなく、以下のリスクが生じる可能性があります。

  • 口内疾患のリスクが高まる
  • 咀嚼がしにくくなる
  • 発音がしにくくなる

上記のリスクを未然に防ぐために、ワイヤー矯正やマウスピース矯正などの手段があります。それぞれにメリット・デメリットがあるため、歯並びが悪い人は歯科医師と相談しながら最適な方法で治療してください。

記事執筆者
廣瀬哲人

株式会社ENロジカル代表
京都大学医学部医学研究科在学中に脳神経の形成機構の研究に従事。
在学中に起業し、事業売却を経験。
自身もwebのディレクターとして従事し、経営する会社ではいくつものwebメディアを運営している。
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記事監修者
歯科医師/岡本孝博

高知県の僻地出身
高校卒業後、アパレル業界へ。デザイナーを経験後、歯科医師になる。
2008年より、京都大学医学部附属病院に勤務。基幹病院病棟医長/外来医長、地域基幹病院歯科口腔外科の所属長、地域医療連携における部門部長、難治性外来非常勤医師を務める。また、研修指導医取得はじめ数々の認定医資格を取得
2018年に㈱スクリエを創業