【どのくらいの頻度で行くべき?】歯医者の歯石取りについて、治療方法や治療費を現役歯科医師が解説します

「定期的に行うべき」と言われている歯石取り。

でも、どのくらいの頻度で通うべきか分からない…。

このように思ったことはないでしょうか。

本記事は以下の人におすすめです。

  • 歯石取りを検討しているが、どのぐらいの頻度で通うべきか知りたい
  • 歯石取りの治療費がどのくらい掛かるか知りたい
  • 歯石があることでどんな問題が起こるか知りたい

今回は歯医者の歯石取りについて、適切な頻度や治療方法、治療費について解説します。
これから歯石取りを検討している方は参考にしてみてください。

【歯医者の歯石取り】保険診療・自由診療の治療費を解説

歯医者における歯垢や歯石(以下歯石)取りの治療費は、保険診療か自由診療かで異なります

それぞれについて詳しく解説していきますので、参考にしてみてください。

保険診療における歯石取りの治療費

虫歯や歯周病治療の一環で歯石取りする場合は、保険診療になります。

治療費は、3,000円〜4,000円が掛かります(検査料込み)。

自由診療における歯石取りの治療費

自由診療の場合は、予防目的であるPMTC施術となり、10,000円前後掛かります(検査料込み)。

PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)とは、専門家によって行われる歯のクリーニングを指します。

これを行うことで、通常の歯石取りでは除去できない歯石や歯垢を徹底的に除去できます。

保険診療3000~4000円
自由診療10,000円前後

【歯医者の歯石取り】治療方法別で治療費を解説

歯医者における歯石取りの治療費は、治療方法で異なります。

3つの治療方法について、治療費を含めて解説します。

スケーリング

スケーラー(歯石除去のため器具)を用いて歯石取りする方法のことです。

超音波スケーラー(超音波を歯石に当てて分解する)やハンドスケーラー(手作業で歯石取りする)を使用して歯石取りします。

  • 治療費は、保険診療の場合、1回で1,000円前後です(検査料含まず)。
  • 自由診療の場合は、1回で3,000円〜10,000円前後になります。

ルートプレーニング

ルート(歯根部)をプレーニング(平らに)することを指します。

主に歯周ポケットの深い場所にある歯石を除去する際に行われる処理です。

  • 治療費は、保険診療の場合、1本で200円前後になります。
  • 自由診療の場合は、1時間で10,000円前後です。

フラップ手術

歯周病が進行し、ルートプレーニングで歯石を取れない場合に行う外科手術のことです。

歯肉を切開し、歯周ポケットの奥深くにある歯石を徹底的に除去します。

  • 治療費は、保険診療の場合、1本で2,000円前後です(検査料含まず)。
  • 自由診療の場合は、10,000円〜100,000円前後になります。

【歯医者の歯石取り】治療時間は?

歯石の量や口内環境によって変動します。

保険診療の場合は、15分〜30分程度のトリートメントが基本です。

一方で、自由診療の場合は30分〜60分以上かける場合もあります。

【歯医者の歯石取り】どのぐらいの頻度で行うべき?

人によって歯石の溜まりやすさや口内環境は異なるため、一概には言えませんが、3ヶ月〜6ヶ月が目安となります
詳細はこちらの記事を参照

歯石は、歯ブラシだけでは除去できません。

そのため、長期間歯石取りをしない場合、歯石が溜まってしまいます。

歯石取りをすることで、虫歯や歯周病の予防にもなるため、定期的に歯医者で歯石取りを行いましょう。

【歯医者の歯石取り】通院回数は?

歯医者における歯石取りの通院回数は、歯石の溜まり具合や口内疾患によって変わります。

口内環境ごとで解説しますので、参考にしてみてください。

歯肉炎の場合は1回

歯肉炎とは、歯ぐきに溜まった歯垢が原因で起こる炎症のことです。

この場合は1回で終わるケースがほとんどになります。

歯周炎の場合は3回〜6回程度

歯周炎とは、歯肉炎が重症化したものです。歯周ポケットが深くなり、歯のぐらつきが起こります。
この場合、歯肉を切除する必要があるため、複数回の通院が必要です。

歯がぐらぐらする場合、歯肉を切除し、歯肉を回復させる必要があります。
そのため、より通院回数が増える可能性が高くなるでしょう。

【歯医者の歯石取り】歯石が溜まる原因は?

歯石が溜まる原因の1つに、セルフケアが不十分である点が挙げられます。

歯磨きなどのセルフケアが不十分の場合、歯垢が残り、それが歯石になるのです。

歯磨きだけでは歯石を除去できません。
しかし、正しい歯磨きの方法を取れば、歯石が溜まるスピードを緩められます。

歯石増加を防止するためにも、正しい歯磨きの仕方でケアをしておきましょう。

【歯医者の歯石取り】歯石があることで起こる問題は?

歯石があることで発生する問題について解説します。

歯周病の原因になる

歯石は歯周病菌のすみかです。

そのため、歯石が多くなるほど、歯周病菌が繁殖します。
結果的に歯周病のリスクが上がってしまうのです。

虫歯の原因になる

歯石が溜まると、歯周病菌同様、虫歯菌も繁殖します。

そのため、虫歯のリスクも上がってしまうのです。

口臭の原因になる

歯石は口臭や全身疾患の原因にもなります。

歯石に、細菌や汚れが溜まり、そこから口臭の元であるガスが発生するからです。

【歯医者の歯石取り】注意すべき点について

歯石取りに関する注意事項をまとめました。

今後、通院予定のある方などは参考にしてみてください。

自分で歯石取りはしない方がいい

現在、スケーラーと呼ばれる歯石取りの器具が市販されています。
そのため、歯医者に行かずとも、歯石取りができるようになりました。

しかし、自身で歯石取りはしない方が良いです。

なぜなら、歯石取りの技術がない状態で歯石取りを行うと、歯や歯ぐきを傷つけてしまう可能性があるからです。

必ず歯石取りをする際は、歯医者の専門スタッフに依頼しましょう。

定期的に歯石取りを行わないと歯石が溜まってしまう

1度歯医者で歯石取りをしても、数ヶ月経つと歯石は溜まります。

そのため、歯石取りは上述の通り一概には言えませんが、3ヶ月〜6ヶ月に1回行いましょう。

セルフケアをしよう

歯石をセルフケアで完全に除去することはできません。

しかし、セルフケアで歯石が溜まりにくい環境は作れます。
普段から歯ブラシで歯磨きすることはもちろん、デンタルフロスや歯間ブラシを使用してケアしておきましょう。

まとめ

今回は、歯医者の歯石取りについて解説しました。

歯医者の歯石取りに関する治療費は保険診療か自由診療かで変わります。

また、歯石の溜まり具合や歯周病などの進行状況によっても変動するのです。

歯石取りに要する通院回数も人によってまちまちです。
まずはカウンセリングを受けることが必要でしょう。

歯石は歯周病や虫歯の原因になります。

これらを予防するためにも、定期的に歯医者で歯石取りを行った方が良いでしょう。

また、できる限りセルフケア(歯磨きやデンタルフロスなどでの清掃)を行うことで、歯石の発生をある程度防止できます。

セルフケアの詳しい方法は、歯医者の歯科衛生士がレクチャーしてくれます。
適切なアドバイスをもらい、正しいセルフケア方法を学んでおくと良いです。

正しいセルフケアを実践し、3ヶ月〜6ヶ月に1回は歯医者で歯石取りをしておきましょう。

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