【ホワイトニング歯磨き粉は効果がある?】ホワイトニング歯磨き粉の選び方を解説します

歯医者に行かず、自宅でホワイトニング歯磨き粉を使って歯を白くしたい

このように考える方がいます。

一方で

ホワイトニング歯磨き粉に興味はあるけど、効果があるのかわからないし、選び方もわからない…

このようにお困りの方が多いです。

そこで今回は、ホワイトニング歯磨き粉について解説します。

本記事は以下の人におすすめです。

  • ホワイトニング歯磨き粉の効果が知りたい
  • ホワイトニング歯磨き粉の選び方を知りたい
  • ホワイトニング歯磨き粉の選び方を知りたい

ホワイトニング歯磨き粉の選び方や注意点について知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

記事監修者
歯科医師/岡本孝博

高知県の僻地出身
高校卒業後、アパレル業界へ。デザイナーを経験後、歯科医師になる。
2008年より、京都大学医学部附属病院に勤務。基幹病院病棟医長/外来医長、地域基幹病院歯科口腔外科の所属長、地域医療連携における部門部長、難治性外来非常勤医師を務める。また、研修指導医取得はじめ数々の認定医資格を取得
2018年に㈱スクリエを創業

ホワイトニング歯磨き粉は効果がある?

ホワイトニング歯磨き粉は一般的な歯磨き粉に比べ、ステインを落とす効果を含む有効成分が含まれています。

ホワイトニング歯磨き粉を使用することで、黄ばみの原因となるステイン(着色・汚れ)を落とし、本来の歯の白さに近づけられます。

また毎日ホワイトニング歯磨き粉で歯磨きすることで、汚れがつきにくくなり、着色予防も期待できるでしょう。

ホワイトニング歯磨き粉を選ぶ時のポイントは?

ホワイトニング歯磨き粉を選ぶ時のポイントを解説します。

自宅で、自分に合ったホワイトニング歯磨き粉を使用し、歯磨きを行ってください。

【ホワイトニング歯磨き粉を選ぶ時のポイント①】ホワイトニング有効成分を確認する

ホワイトニング歯磨き粉を選ぶ際は、ホワイトニングの有形成分を確認してください。

次の有効成分が入っているものを選ぶことをおすすめします。

  • ポリリン酸ナトリウム
  • 過酸化水素
  • ハイドロキシアパタイト

ポリリン酸ナトリウム

ポリリン酸ナトリウムは、歯の表面に付着したステインを落とす作用があります。また口腔内細菌への抗菌作用があり、歯に付着したプラークが歯石になるのを防止する働きもあります。

過酸化水素

過酸化水素は、歯医者で使用されるホワイトニングの成分に近いため、漂白効果が期待されています。

ハイドロキシアパタイト

ハイドロキシアパタイトは、歯の表面にある傷を埋め、歯の表面をなめらかにする作用があります。またステインの汚れや歯垢が付着しにくくなるため、おすすめです。

【ホワイトニング歯磨き粉を選ぶ時のポイント②】好みのフレーバーを選ぶ

ホワイトニング歯磨きは継続的に使用しなければ効果が実感しにくくなります。

そのため「磨き心地」のいいフレーバーを選びましょう。

ミントやシトラスなどのフレーバーは磨き上がりの爽快感が得やすいと言われています。

また刺激の少ない(辛くない)歯磨き粉がいい方は、ピーチなどのフレーバーが含まれているものを選ぶといいでしょう。

爽快感で歯を磨いた気分になり、磨き残しにつながる可能性があります。

歯磨きの際は当然ですが、歯を磨くことが大事です。忘れないでください。

【ホワイトニング歯磨き粉を選ぶ時のポイント③】発泡剤不使用のものを選ぶ

発泡剤(ラウリル硫酸ナトリウム)が含まれている場合、泡立ちがよくなり清涼感が感じられます。一方で、きちんと磨けていない状態でも「磨けた気分」になりがちになるため、磨き残しにつながる可能性があります。

また多くの泡が発生するため、水でゆすぎすぎてしまい、有効成分が口内に残らず流れてしまうリスクもあるでしょう。

「どうしても清涼感がほしい」という方は、発泡剤を含む歯磨き粉を選んでください。

以前、ラウリル硫酸ナトリウムは発がん性があると物議がありました。しかし現在では発がん性は確認されていません。どうしても気になる方は発泡剤不使用のものを選んでください。

そもそも歯の黄ばみの原因とは?

歯の黄ばみの原因はさまざまです。

ホワイトニング歯磨き粉を選ぶ際に知っておくべき原因を詳しく解説します。

大きく4つが考えられます。

  • たばこや飲食物
  • 加齢
  • 歯垢や歯石

【歯の黄ばみの原因①】たばこや飲食物

たばこに含まれるヤニは、歯の黄ばみの外因性の原因になります。

同様に飲食物に含まれる色素も歯の黄ばみの原因となるのです。

コーヒーやワインなどの飲みものや、キムチやカレーなどの食べものは色素を含み、歯に蓄積されることで、黄ばみの原因となるステインが付着しやすくなります。

歯の表面に付着したヤニやステイン(特にタンニン)を放置すると、歯の表面を覆うエナメル質まで色が浸透し、汚れが取りにくくなります。

【歯の黄ばみの原因②】加齢

加齢によって、エナメル質が薄くなり、その内側にある象牙質の色がより透けて見えるようになって、若い頃より歯が黄ばんで見えるようになります。

【歯の黄ばみの原因③】薬

特定の薬を服用することで歯の黄ばみが発生する可能性があります。特に歯の形成期(0歳-12歳)でテトラサイクリンと呼ばれる抗生物質を服用すると、歯が黄ばみやすいです。

幼児、小児期または妊婦が特定の時期に服用していると、お腹の子供の歯が黄ばむこともあります。

【歯の黄ばみの原因④】歯垢や歯石

歯垢や歯石がたまると歯の黄ばみの原因になります。

食べものや飲みものの色素が歯垢や歯石に浸透することで黄ばみになる可能性があるのです。

ホワイトニング歯磨き粉の注意点は?

ホワイトニング歯磨き粉を使用する際は、歯ブラシに歯磨き粉を大量につけすぎないように注意する必要があります。また、ホワイトニングの有形成分が口内全体に行き渡るように、隅々までブラッシングしてください。

ブラッシングが終わって口をゆすぐ際は、フッ素などの有効成分が流れ落ちないように水で軽くゆすぐ程度にしておくといいでしょう。

またフッ素入りの歯磨き粉を使用する場合、ホワイトニング効果が発揮されなくなる可能性があります。そのためホワイトニング効果を得たい方は、フッ素入りの歯磨き粉を使用しないようにしてください。

まとめ

ホワイトニング歯磨き粉の選び方や注意点について解説しました。

ホワイトニング歯磨き粉を継続的に使用することで、黄ばみの原因となるステイン(着色・汚れ)を落とす効果が期待できます。

ホワイトニング歯磨き粉を選ぶ際のポイントは次の通りです。

  • ホワイトニング有効成分を確認する
  • 好みのフレーバーを選ぶ
  • 発泡剤不使用のものを選ぶ
  • 研磨剤不使用のものを選ぶ

上記ポイントに沿って、自身に合ったホワイトニング歯磨き粉を選んでください。

また歯の黄ばみの原因は以下の通りです。

  • たばこや飲食物
  • 加齢
  • 歯垢や歯石

黄ばみが気になる方は、飲食後に歯磨きする習慣を身につけたり、着色のしやすい飲食を控えるなどの対策をとってください。

ホワイトニング歯磨き粉を使用する際は、ホワイトニングの有形成分が口内全体に行き渡るように、隅々まで歯磨きしてください。また歯磨きが終わって口をゆすぐ際は、フッ素などの有効成分が流れ落ちないように水で軽くゆすぐ程度にしておくといいでしょう。

本記事を参考にしていただき、自身に合った歯磨き粉を選び、正しい方法でホワイトニング歯磨きを使用してください。

記事執筆者
廣瀬哲人

株式会社ENロジカル代表
京都大学医学部医学研究科在学中に脳神経の形成機構の研究に従事。
在学中に起業し、事業売却を経験。
自身もwebのディレクターとして従事し、経営する会社ではいくつものwebメディアを運営している。
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記事監修者
歯科医師/岡本孝博

高知県の僻地出身
高校卒業後、アパレル業界へ。デザイナーを経験後、歯科医師になる。
2008年より、京都大学医学部附属病院に勤務。基幹病院病棟医長/外来医長、地域基幹病院歯科口腔外科の所属長、地域医療連携における部門部長、難治性外来非常勤医師を務める。また、研修指導医取得はじめ数々の認定医資格を取得
2018年に㈱スクリエを創業